Gorgona Rosso

"トスカーナ群島は地上の楽園であり、ゴルゴナはアフロディーテの最も野性的で最も光り輝く真珠である。その見かけの険しさの背後には、香水と静寂の言い表しがたい誘惑があり、その力強さ、永遠の思春期によって動く自然がある......。そして辺り一面、水と塩が空のメッセージを映し出し、帆の紐を締めている。" (A.ボチェッリ - 2014年) ゴルゴナ・プロジェクトは、フレスコバルディとヨーロッパで唯一の島刑務所であるゴルゴナとのコラボレーションにより、2012年8月に誕生した。ここでは受刑者が刑期の最後の期間を過ごし、自然と触れ合いながら、労働や社会生活への復帰を促すスキルを身につける。海を見下ろす円形劇場の中心にある小さなブドウ畑で、フレスコバルディの農学者と醸造学者の協力と監督のもと、受刑者がブドウ栽培の分野で具体的かつ積極的な経験を積むことを目的としたプロジェクトが始まる。ゴルゴナ・ロッソは、有機農法で栽培された数列のサンジョヴェーゼとヴェルメンティーノ・ネロから、テラコッタの瓶で精製された2015年ヴィンテージで光を見る。ゴルゴナ・ロッソのラベルは、希望と更生への願いに捧げられている。受刑者が得た重要なワイン造りの経験が、社会復帰の際に新たな1ページを記す助けとなることを願って。